講道館柔道弐段に昇段しました!
この記事は、冒頭、柔道の話から最後はメタバースの話で締めくくっています。関連性なんてないと思うそこのあなた。ぜひ最後まで読んでみてください!!!!
「なんで柔道やってんの?」
実は、私、こんな過去があるんです。
小学校5年生くらいから柔道を習い始め、その後、中学校3年間、高校数ヶ月の柔道歴です。およそ、5年くらいですね。
それ以降、柔道を辞めていました。
でも心のどこかで「また柔道やりたいな!」と沸々と思っていたわけです。でも柔道を始める勇気もない、そんな学生時代でした。
柔道再開の転機
私が大学4年生くらいのときでした。
当時通っていた大学から少し離れた中学校の道場で「少年柔道」があることを知り、連絡を入れ再開することになったのです。運良く当時住んでいたアパートの近くに道場の先生が住んでいて、練習日に車に乗せてもらい通っていました。とてもありがたいことです。
「初段=黒帯」を取りたいという沸々とした衝動を抑えられず、この「少年柔道」に通い始めます。相手は小中学生です。力は私の方が強いのですが、柔道というものは力任せというより体の使い方、脱力感がポイントです。合気道を思い浮かべてもらったらわかりやすいかもしれません。
当時の道場には、名門高校の柔道部から練習に来たりして、もちろん道場の先生たちと練習したり、相手と組んだだけで相手の強さがわかり腰が引けたりしてました。
無事、昇段審査を通り、初段=黒帯になります。初段の昇段審査はどこも同じだと思いますが、相手は中学生がほとんどです。私にとっては「とても助かりました、笑」。
私の黒帯には、「贈 〇〇道場」「井手一郎」と刺繍が入っています。昇段祝いに贈っていただいたものです。今でも使っています。
大学卒業と同時に地元に帰り、柔道を一旦辞めました。
でもまた「心に沸々と柔道やりたい」気持ちが沸き起こります。柔道から離れて10年以上が経ち、37歳になってまた地元道場で柔道を再開しました。
再開後、弐段の昇段審査を受験、その1年後。ようやく弐段に昇段しました。
弐段審査の試合相手は高校生か大学生。力と技で負け、ようやく勝ちました、笑。最後まで根気良く審査を受け続ける「諦めない心」が必要です。
そして、本日その証書と館員証が手元に届きました。ちゃんと「貳段」って書いてある(難しい感じの方の二段)。
感無量です。
メタバースと柔道の狭間で体感する人間とは何か?
さて、ここからがようやく本題です、笑。
AGIによるパラダイムシフト
昨今、AGI(汎用人工知能)が急速に高まり、2025年にシンギュラリティーになると言われています。メタバースがその代表例で、映画「マトリクス」の世界観が私たちの社会で構築されようとしています。VRゴーグルをつければ目の前には仮想空間がひろがっていてそこで会議ができたり、買い物ができたりします。
例えば、ChatGPTのように質問を投げれば自動でAIが解答をしてくれたり、Being Chatでは感情豊かにAIとチャットすることができます。あらゆる手段、方法がAIで代替されつつあります。
もしかすると研究論文もAIが自動で書いてくれ、Midjourneyは、投げかけたキーワードで自動で絵を描いてくれます。そんな時代です。落合陽一先生は動画でAIを実際に使いながら説明しています。一見の価値ありです。しかも、それが5秒で自動生成されたりしますね。過去記事にも書いているようにこれはトレンドではなく新たな社会の到来です。
人間が人間たる所以
AI社会の中で、「人間とは何か?」という問いが生まれます。全ての手段と方法を実践する必要がなくなるんです。だって検索窓にキーワードを入れたら秒で終わるんですから…。スティーブン・R・コヴィー博士の「7つの習慣」では、人間が人間たる四つの独特な性質として「自覚」「想像力」「良心」「自由意志」とある、と言っています。例えば、「自覚」とは自分自身を客観的に見つめる力です。「あなたが部屋の片隅に座っている映像を思い浮かべてください」と言われたとします。人間はこれを容易に想像することができるでしょう。それが人間が人間たる所以なのです。他の動物にはそれができないのです。
大恋愛と柔道しか勝たん!
人間に残されたのは「大恋愛」と「スポーツ」だ、と落合陽一先生は言っています。ハラハラドキドキする感情、なんとも言えないキューッと締め付けれる心模様。スポーツも一緒ですね。例えば、柔道。相手の道着を掴んだ瞬間、相手の強さがわかる。柔道(スポーツ)している間は無心になれるあの感情。
これは今だに、AIは代替できていません。
日本の侘び寂び
鈴虫の鳴き声は外国人にとっては雑音だそう。しかし、日本人は音楽に聴こえる。同じ文字でも読み方が違う。同じ文章でも意味合いが異なることはよくあることです。
日本は島国であることで海外からの文化が入りにくく、日本独自の文化が形成されています。侘び寂びの心を持つ日本人が勝つ時代の到来かもしれませんね。
終わりに
メタバースやAIを駆使しつつ、柔道でリアル人間を形成する。使われる側より使う側。
柔道で無心になれて、帰宅したらAIやクリエイティブ思考であらゆるビジネスを組み立て実践する。私の肩書きは無限です。無限であるが故に何にでもなれる。それを秒で実践できる社会が2025年です。
そして、下記の道着。昇段祝いに買いました。
九櫻道着です。あえて、ミズノ道着ではなく、あえてネームを金刺繍ではなく赤刺繍にしました。これは、あえて「ずらし」ました。「これいいな」から「ここ攻めてみよう」という感じです、笑。これも人間性の担保です。
さて、今日も大恋愛と柔道しましょうか!