国の根幹産業は農業であるべきだ—違いをもたらす違い—
国の根幹産業は農業でなければならない。私はそう思っています。農業を軸にすれば全てが変わる。今の世の中、国の根幹はなんでしょうか?私はよく分かりません。農業を担う農家(私)がこの産業を盛り上げなければならないと、使命感に燃えた視察でした。
野口のタネを訪問
埼玉県飯能市にある”野口のタネ”さんを訪問しました。
在来種、固定種のタネを扱う全国でも有数のタネ屋さんです。当日は、野口勳社長がいらっしゃって、なんとお忙しい合間にたくさんのお話しをお聞きすることができました。野口勳社長は、以前は手塚治虫氏の担当編集者をしていたというから驚きです。店舗外には「火の鳥」の看板があります。
固定種とは、太古から受け継がれてきた野菜のことで、出来の良い野菜を選び、そこからタネを取り、自家採取していました。しかし、今では多くのタネがF1品種です。同じ形質を示し、子孫を残せないタネなのです。
太古昔より引き継いできた農業、国の根幹産業であった農業。
固定種の減少、F1種子の増加にともなって農業が衰退しているのかもしれません。
最後に、タネを数種類購入しました。私が住む福岡県八女市の地で栽培してみたいと思います。ありがとうございました。
安井トマト園を視察
静岡県田方郡函南町日守にある安井トマト園へ行ってまいりました!
園主の安井さんもいらっしゃってお話を伺うことができました。声かけトマトであったり、分かる人には分かるワンピースであったり、本当自然の究極の姿を凝縮した栽培法を垣間みれた気がします。私はブドウ農家なのですが、応用できる点が多数あって今年から取り入れたいと思っております。
静岡県のこのエリアでは、トビイロウンカの被害が猛威を振るっています。枯れたように倒れているのがそれです(左)。右は被害がほとんどない。同じ圃場内で、仕切りもないのに、この違いです。まさに、違いをもたらす違いです。驚愕しました。
お時間をとっていただき、この場を借り感謝申し上げます。
上記2件の視察から得られたもの
99%でなく100%であれ
この世に生を受けた以上、人は人生の目的を見つけ出さなければならない。そして、その目的達成のために100%のエネルギーで行動し愛をもってその目的に到達しなければならない。
まさに、野口さんも安井さんも全力でした。100%で目的地へ進んでいらっしゃる。
私の人生の目的
私の人生の目的は、「農業における意識の革命を通じて世界中の人々に生きる希望を与える」ことである。
人生の目的をさらにブラッシュアップさせる
農はこの世の全てである
営みであれ業であれ「農」とはこの世の全てである。太古昔より「営み」であった「農」が、農業革命を皮切りに「業」に変わった。さらに、その後の産業革命、情報革命により人は「農」を支配しようとしている。しかし、全てを支配することはできない。一線を越えた理論に基づき形作られた「農」はいずれ崩壊し、世界は崩壊する。
希望を与える農業にする
本来、「業である農」は人々の心に温かさ、安心を与え、希望を与えなければならない。かつての「営みである農」はそうであったに違いない。いつからだろうか、拝金主義化された農が美徳になり、人はそれを追い求めはじめた。そこに心はあるのだろうか、感情はあるだろうか、希望はあるだろうか?
人は死へ向かって歩いている。国、世界もまた、崩壊へ向かって歩いている。農は国の根幹であり、農が全てである。
技術革新を伴った原点回帰された「農」。これが私の目指す「農業」の形である。
「農業における意識の革命」
農業を担う人間が冷遇される時代に終わりを告げなければならない。その苦しみ、悲しみを知る者が先陣を切り、その意識を変え、行動を起こすことで革命は成し遂げられる。
農業革命、産業革命、IT革命、そして、我々がおこなう「農業における意識の革命」である。
この革命を以て農業を再構築し、私の人生の目的・ミッションとする。
農という苗木を私の心に植え、愛情を込め育てあげ、ありとあらゆる枝葉を広げていく。やがて、その苗木は大樹となり、無数の枝先には、たくさんの希望という実がなる。その実を次世代の若者が食べ、また苗木が植えられる。
私の人生の目的
私の人生の目的「農業における意識の革命を通じて世界中の人々に生きる希望を与える」。
ROC IA―Revolution of consciousness in agriculture―
農業における意識の革命が今ここではじまった。