DAY1「生きるために働く農家」への最短ルートは「ス○ル」だった!

こんにちは!
ROC IA SAGA合同会社という会社を経営しているイチローです。
「ビジネススキルを農業に生かしたい!でもアマゾンや本屋に行っても自分に合う本が見つからない…ビジネス用語ってめちゃくちゃ難しい…」って思っている人はいませんか?このブログでは「農家のあばあちゃんでも分かるビジネススキル」を公開していきます。

■この記事を読むと…

①この記事を書いている人の紹介

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 私は、福岡でブドウ農家を営む37歳です。祖父から始めたブドウ栽培、親から農業を引き継ぎ、認定新規就農者になりました。農業を実践する中で、自分の中で違和感が芽生えてきました。なぜこんなに面白くないんだろう。SNSYouTubeでは満面の笑みで農業に勤しむ家族の光景が映り、羨ましく思っていました。

 全量出荷と個人出荷はお互い良い面も悪い面もありますね。JAにマーケティングの全てを任せ、農家は生産に注力できる全量出荷。一方、個人出荷はその一切合財を引き受けなくてはなりません。大学で農学を学ぶ中で、農業のあるべき形は農家の数だけあって一概に「これ!」とは言えません。

 私が農業を経験する中でたくさんの課題が見えてきました。それをなんとかしたい!そう思い立ち、2020年7月に新規ビジネスとして農家支援の会社を作りました。キーワードは、「#農産加工品、#6次化、#産学連携」です。ゼロイチからビジネスを始めることは容易なことではありません。「何も分からないからこそできる」と言われますが、その先は「分からないことを継続して勉強し、スキルを身につける」ことに尽きます。

②このブログ記事をオススメする理由

 そのとき偶然、「UR-U」という竹花貴騎さんのオンラインビジネススクールに出会いました。難しいことをわかりやすく、インプットの先のアウトプットまで考えて作られています。私はここでスキルを身につけようと思いました。そして、オンラインスクールの中で教授されることを「農家だったらどうする?」に置き換えてブログ化していきます。

 「農家のおばあちゃんでも分かる」をモットーに一般的なビジネス論を農業に置き換えて分かりやすく記事化していきます。

③AIDOMA(アイドマ)モデルを知る

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 例えば、AIDMAモデルを例に農業に置き換えて説明してみましょう。

 「…あなたが野菜農家だとして、お客さんが直売所に買い物に来ます。お客さんは、あなたが書いたPOP広告に気づきます(Attention)。そして、足を止めPOPを読み始めます(Interest)。POP内容に興味が湧き、「書いたい!」と感じました。買おうと決めて再度、店内を回って同じような野菜がないか見始めます(Memory)。そして、あなたが納品した野菜の前に戻り購入します(Action)。…」

 このように、POPの見せ方ひとつとっても段階に応じたPOP作りが考えられますね。単純に値段を書けば良いわけでなく、しっかりとしたスキルに基づく施策(フレームワーク)が重要なのです。

④「密集の経済性」

 例えば、野菜を違うエリア(遠方のエリア)に納品するのではなく、同じエリアの複数の直売所に納品するメリットをご存知ですか?これは「密集の経済性」といわれます。比較的近い距離の直売所に納品することで、チラシを一枚にできたりするメリットがあります。

⑤「30%オフより効果的なキャンペーン?」

 意外に割引って効率悪いですよね。特に、直売所は値下げ競争に陥りやすいです。仮に「30%オフ」と書いてもインパクトはありません。周りはすでに値下げしているのですから。ちなみに、これは直売所に納品する店舗はその会計システムで難しいかもしれませんが、例えば、「3人に1人無料!」と書いた場合どうでしょうか?どちらがより買いたいと思うでしょうか?自前の直売所をお持ちの農家さん、ぜひお試しください!

⑥「ブランディングがあれば、マーケティングはいらない」

皆さんに質問です!
「ヴィトンの色は何色ですか?」
ティファニーの色は何色を思い浮かぶでしょうか?」

 多くの方は、「ヴィトンは茶色」、「ティファニーは水色(ティファニーブルー)」と考えるでしょう。これこそブランディングなのです。その証拠に、ヴィトン、ティファニーのテレビCMってないですよね。このようにブランディングがしっかりしていればマーケティングは必要ないのです。直販している農家の皆さん、「あなたの農家の色は何色でしょう?」。

統一しましょう。笑。
これは個人農家としてのブランドイメージを作る重要性を現しています。

 政治家の麻生太郎さんは、お洒落な帽子、コートを被り、葉巻を吸う「ブランディング」をされていらっしゃいます。

⑦農家こそLife Work balanceを実践できる理由

 ③〜⑥のビジネス知識を読んでみていかがでしたか?モノを店に置けば勝手に売れる時代は終わりました。しかし、多くの農家が「なぜ売れないのだろう?」で止まり、その先がないように感じます。疑問に思うけどそのフレームワーク・解決法を知らないから解決できないように感じます。

 このブログでは、こういった今すぐ使えるスキルを「農家のあばあちゃんでも分かる」、農業話に例えながら記事化します。

⑧「あなたは農業をしていて心の底から楽しいですか?」

 自分のビジネスを深掘りしていくときに必要な3つのキーワードがあります。

①「WHY」なぜ

②「HOW」どのように

③「WHAT」なにを

この中で重要なものは、①「WHY」です。

「あなたはなぜ農家を志し、営農しているのでしょうか」

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 農家である皆さんは、「働くために生きる」もしくは、「生きるために働く」、どちらに当てはまるでしょうか?後者の「生きるために働く」ためには「スキル」が必要です。「継続は力なり」と言います。ぜひ、今後の記事を読みながら「自分ごと化」してみてはいかがでしょうか?
DAY1「生きるために働く農家」への最短ルートは「スキル」の習得です!

※次回の「DAY2」は、「未来把握」がテーマです。お楽しみに!