こんばんわ!
いっちゃんファームの井手です。
今日は、ブドウの収穫〜選果〜パック詰め(箱詰め作業)までを書いてみたいと思います!
収穫前日、当日に収穫するブドウに目印を入れます!
こんな感じで袋を破って、色づきを確認します。
夕方以降になると暗くなってしまい、色づきが分からなくなるからです。
遅くても15時頃には畑に行ってこの作業をします。
黄色い付箋みたいなものをホッチキスで留めていきます。
早朝5時に畑に行って収穫します。
コンテナにブドウを入れて帰宅。
作業小屋でブドウの選果開始します!!!
一つ一つ袋を破いてブドウを出します。
このとき腐れだったり裂果したものはハサミで取り外します。
パック詰め作業の開始です。
ブドウをある程度袋から出したら、次はパック詰め作業になります。
電子秤を準備します↓
こちらはパック用のフィルムです↓
こちらはパックです↓
ブドウを持ち上げて、くるっとブドウの“顔”を探します。
“顔”って何?と思われるかもしれませんが、一番見た目が良い部分です。これをパックの表に見えるようにするんです。少しでも奇麗な方を表にすると言った感じですね。
次にパックに入れていきます。農協の部会の規定では1パック皆がけで364g以上という決まりがあります。一房で364g以上ある場合は、一房パックとして詰めます。
仮に、364以下の場合は、“合わせ”といって2房以上で詰めていきます。
例えばこちら↓
このとき、ブドウの“顔”を下向きにして入れます。あとでパックをひっくり返すからです。
269gしかありません。
どうしよう。364gないじゃん…💦となったら、364g以上になるように別のブドウを合わせて詰めていきます。
ここで大切なポイント!!!!
パックをかぶせてひっくり返します。
つまり、ブドウの“顔”をパックの下に向かって詰めていたのですが、写真のようにパックをかぶせてひっくり返すことで“顔”が表に出てくるんです。
こんな感じです↓
そして、フィルムを貼ります。
一応、最後に秤で最終確認。
今回はギリギリOKですwww。
最後に色味と粒の大きさを合わせながら箱詰めしていきます。
この状態までして、農協選果場へ持っていきます。
ここまでが農家の仕事となります。
その後、選果場で等級検査が行われ、選果場から大型トラックで各市場へ運ばれセリにかけられスーパーに卸されます。