一生に一度味わってみたい鳥獣害対策!

やば…どうしようかな💦

まだ6月なのに、なぜこんなに暑いの…💦

という暑さのこともありますが…

ある事案で困り果ててしまった、いっちゃんファームのイチロウです。

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食い荒らされる果物たち

まずこれ見てください。

破れてますね…。

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あまりにも暑くて、そのせいで僕が破いたのではありません。

下を見ると、こんな(下の写真)袋がいたるところにあります。

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あぁ…

とうとう、来てしまったか…

悪夢の時期。

そうなんです!!!!

鳥獣害!!!!!!!!!!

ここの地域は、イノシシとカチガラス(その他鳥も含む)の被害が多いのです。

せっかく手塩に育てたブドウをいとも簡単に食べているなんて信じられません。

イノシシ対策と鳥対策

“いとも”簡単と書きましたが、対策はしているんですよ。

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イノシシ対策;上の写真の格子状の鉄柵。これを園の周囲を囲むように設置しています。イノシシ対策で電気柵も施しています。

鳥害対策;ネットを園の周囲に張り、鳥の侵入を防いでいます。

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ここまでしてなぜ?

よくよく園の周囲を確認すると、イノシシが入らないように鉄柵でバリケードを組んでいたのですが、鉄柵を押し上げて入ってきている…。イノシシの力はかなり強いです。

また、ネットが破れている部分も発見し、急遽、補修を施しました。

10年前はイノシシの被害なんて少なかったんです。おそらく、山が荒れ、耕作放棄地が増えたり、イノシシの食料が減ったり、要因はいろいろ考えられます。人間とイノシシの攻防があります。

10年前はこんなに、暑くなかったんです。5月の時点で真夏日なんて当時からすると信じられません。この地域でもブドウが年々作りにくくなった印象がありますね。

手塩にかけた農産物が、食い荒らされている現状を見ると心が痛みます。それと同時に我々は自然の中で生きていることを実感します。

とりあえず、対策を施したので今のところ大丈夫そうです。

ぜひ、スーパーでブドウを見かけたら、そんな苦労があったんだと思い出していただければ嬉しいです。

何事も経験!

経験したらこそ対策ができる!

失敗ではなく成長です!

毎年味わいたくない被害です。

こんな苦しい経験は、一生に一度だけでいい。

しかし、一度は味合わないと分からないこと。

今日の記事タイトルはその意味で、

「一生に一度味わってみたい鳥獣害対策」

としました。

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文責:井手一郎

農家/野菜ソムリエ/農学修士(佐賀大学)

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