こんにちわ!
いっちゃんファームの井手です。
雨が降ったら農家は暇(ヒマ)ではない
寒すぎて雪が降るのではないかと心配したくらいです。
最近は、雨も多く、外仕事が多い農家にとってはかなりの痛手。室内作業があるときは良いのですがないときは何もできない。(←これは農家あるある)
だから農家は、晴れたときに日の出から夕暮れまで精一杯仕事をするのです。
読書力が農家力を上げる
まぁ雨の日は気持ちも比較的ゆる〜くなっているのも事実。そんなときは読書をするのがお薦めです。
5、6年前でしょうか。まだ20代だった頃、農業書籍を買いあさったことがあります。農業の知識を身につけたい。その頃、「新しい農業」というキーフレーズで脚光を浴びていた農業。その波もありいろいろな本を読みました。
読むべき本の第1位は!
その中で今も尚、私の中で色あせない書籍があります。
それがこちらの本です。
これは、私にとってまさにバイブル・神本と言っていいです。何回も何回も読み返しました。
「農 黄金のスモールビジネス 杉山経昌」
杉山氏は宮崎県綾町で農業をされています。外資系ビジネスマンとしての今までのキャリアを活かし、当時の栽培作物は果樹100a、畑作30aの専業農家でした。
2006年に初版が出ていますが、その内容は凄まじく、現在の農業にも十分当てはまります。杉山さんも当時、私と同じくブドウ(巨峰)を栽培され、農協を通さず、すべて直販しておられました。
実際の体験をもとに書かれているので間違いがなく説得力があります。「農産物をまごころで売る」、「値段は自分でつけろ」という文中の言葉や、農協との付き合い方などその内容に度肝を抜かれたのは言う間でもありません。
直販したいけど、今の現状から抜け出せない農家への励ましの本と言って良いかもしれません。
この先も、この本は私にとって目指すべき道を示してくれるものと思っています。