西南学院大学・小出ゼミに参加!(小出教授を訪ねて)

こんばんは!

いっちゃんファームの井手です。

初、西南学院大学

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今日は、早良区にある西南学院大学の小出教授のゼミに参加してきました。

広川インター〜太宰府〜百道。

自宅から1時間ちょっとで着きます。

海を見ながら辿り着いた西南学院大学

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大学の入り口を間違えて、西南小学校の入り口に入ってしまいましたが、私の高等な運転テクニックにより無事切り返し、本来の駐車場に行き着く事ができました(笑)。

(※上記の写真はグーグルマップより引用。写真の道路突き当たりは門が閉まっており、道路脇の民家は車の切り返し防止対策で赤ポールがたっています。ここを正面から入ってしまいましたが、無事切り返しました。やったぜ、俺!(笑))

輪読形式のゼミに参加

このゼミは一般(学外)に開放されていて、誰でも参加できるゼミです。

小出教授は、経済学がご専門。仮説、理論だけでなく実地で検証し、研究されています。特に、実地というところでいえば、姪の浜を拠点に学生が主体となり地域活性化の取り組みがなされています。

学生が主体となり行動を起こし、地域に溶け込み活動を行う。そこから学べる事は無限にありますね。

今回は、学部2年生の輪読形式のゼミに参加させていただきました。

学部2年生…

若い…

私の隣りにも学部1年生が参加されてましたが、

さらに若い…。

よく考えてみれば、学生よりも先生の方と歳が近くなってきたんだよなぁ〜、と思ってしまいました。

90分のゼミでしたが、あっという間でした。

学生主体で進められるゼミ。

久しぶりに大学のゼミに出ました(笑)。

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本当に地域は活性化するのか?

私の住む八女市黒木町も地域経済の衰退は避けて通れません。

私は農家としてこの現状をひしひしと感じています。

農業に限ってお話しすると、耕作放棄地の増加、担い手不足が顕著です。

なぜ耕作放棄地が増え、担い手がいなくなるのか?

これは単純に、「農業で飯が食えない」「生計が成り立たない」ことが原因です。

農産物の販売利益より生産コストの方が多くなれば赤字となります。年々この赤字が積み重なり、どうしようもなくなって離農するのです。離農した結果、周りは手つかずの農地で溢れてしまいます。

それでは、なぜ販売利益が上がらないのか?

私は、農産物の販売価格が極端に安いことが原因だと思うんです。安くしているから安い。それだけのような気がしてなりません。

では、どうしたら高く売れるか?

一つの解決策は加工品を作って売ることにあります。

加工品を一農家が作って情報発信し、自分で売ることだと思います。

これらは教科書的な話しですが、これが一番の近道だと思います。

まずは、一個人が経済的に豊かになる。

それにつられるように自ずと周りの農家が元気になり、地域が元気になる。

単発のイベントは単発で終わります。

まずは、個人が一生懸命努力に努力を重ね、行動を起こす。

私は今、この「行動を起こす」場所にいます。

あるべき行動をとれば、自ずと会うべき人間と出会う。

直感力を磨き、行動し、結果という花を咲かせる。

自分の成長なしに、周りの成長はない。

そんなこと、あんなことを緩く考えながら、明日からまた農作業です。

御礼

ぜひ時間を見つけて、また参加させていただこうと思います。

今回、受講を快諾いただいた小出教授、また学生の皆さんありがとうございました。

名店“お料理かほり”への旅路(福岡県八女市)

こんばんは!いっちゃんファームの井手です。

昨晩は、若者応援隊Tさんと、「お料理かほり」さんへ行ってきました!!

 早速、「お料理かほり」へ行ってみよう!

グーグルマップを頼りに道案内させていただきます。

住所は、福岡県八女市蒲原1043(ゆめタウン八女近くです)。

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442号線バイパス沿いの「どんどん亭」さんと「ゆめタウン八女」さんとの間から入ります。

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左に「どんどん亭」さん、右は「ゆめタウン八女」さんの駐車場です。この道をまっすぐ進みます。

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突き当たりを左にそれる形で入っていきます。

写真の赤矢印の辺りです。(Googleマップではまだ移転前の写真でした💦)

店内の様子

「お料理かほり」さんは以前、柳川市に店舗を構えていらっしゃったそうです。この度、八女市に移転されました。エントランスから入ると、開店お祝いの胡蝶蘭やお花が並べられています。木の良い香りと温もりが、私たちを迎えてくれます。この日もお店は満席。なかなか予約が取りづらい名店です。

お料理写真一覧

季節ごとにお料理は変わります。

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最後に記念撮影!

最後に、店主さんと若者応援隊Tさんと記念撮影!!

 

 

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ん!?なんかこの眼鏡ポーズ見たことあるぞ!

そうです!!!

FM八女や福岡よしもとで大活躍のカイラさんの「見つけたポーズ」です!!!

快くお写真に入っていただいた店主様、ありがとうございました。

是非、皆さんも「お料理かほり」さんへ行かれてくださいね♬

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巨峰がほんのり色付き始めました〜〜〜!!!

こんばんわ!

いっちゃんファームのいっちゃんです。

今日からやっとブドウの袋掛け作業開始です。

袋掛け作業とは?

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上の写真のように、ある程度の大きさになったブドウに袋掛け作業を行います。

理由は、たくさんあるのですが、簡単言うと以下のことです。

1)ブドウ自体に傷がつかないよう保護するため。

2)鳥害対策。

3)害虫防除(袋自体に虫を寄せ付けない薬品が塗られています。)

具体的な袋掛けの方法はコチラです。

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(※江見製紙株式会社さんのHPより引用しました。)

さっそく袋掛け作業開始!

これがまた一枚一枚手作業で作業していきます💦

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 色づき始めるブドウたち

袋掛け作業をしていると、

なななななな、なんと!!!!!

巨峰が色づき始めていました!!

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まだまだあの真っ黒なブドウには程遠いけど、着実に巨峰ができています!!!

 

農家が農家でなくなる世界への旅路

こんにちは!

いっちゃんファームのいっちゃんです。

今日の話題は、まだ見ぬ将来の農業について。

僕が考える将来の農業について語りたいと思います。

農業を生業(なりわい)にしている僕からすると今後の農業(農家)の行く末がかなり気になります。

技術の進歩

日本人=農耕民族ということは知られています。畑を鍬(くわ)で耕し、作物を植え、収穫する自給自足の生活。ある時代では年貢として農産物を納めていました。

時代は変わり、現代では鍬で畑を耕す作業がトラクターで代替され、畝を立てる作業も畝立て機で代替され、草防除、地温保持の意味のマルチ張りの作業もマルチャーという機械で代替されています。

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未来の農業技術ってどんなもの?

無人操作

今まで機械を人が操作していました。しかし、人工知能(AI)の技術が発達し無人で遠隔操作できるようになりました。まず区画整備されたきれいな四角状の畑で導入が進んでいます。今後の技術が発展すれば小さい曲がった畑にも導入されるでしょう。

スマートグラス

そしてスマートグラスという眼鏡があります。正式名称は、ヘッドマウントディスプレイ方式の拡張現実ウェアラブルコンピュータ。“ドラゴンボール”に出てくる「スカウター」をご存知かと思います。そうです、相手の戦闘力を計る眼鏡ですね。これが農業に導入されています。圃場(現場)にいるスマートグラス(眼鏡)をかけた農家がこの眼鏡を通して同じ画面を遠隔地のプロ農家と共有します。プロ農家はパソコン上に共有された画面を見て現場にいる農家に指示を出します。指示出しの方法は、音声、画面に目印を書くなど。現場にいる農家は眼鏡にその文字、線が映し出される仕組みです。熟練した技術を要する剪定作業などに応用されています。

植物工場

植物工場とは簡単にいうと工場(密閉された部屋)で水耕栽培の技術を生かして栽培されます。密閉されているため温度管理、水分管理、養分管理など全てコンピュータ上で制御されます。しかも、無農薬栽培です。外部からの菌が工場内に入り込まないよう人の出入りが制限されています。植物工場と聞けば大規模な工事や施設が必要だと思われるかもしれません。

都心を中心にレストランのエントランスに野菜栽培キットで栽培したものを見られた方がいらっしゃると思います。

 勝手に思う将来の農業

以下の話しは個人的な意見になります。

おそらく今後、AI(人工知能)が発達し、全ての農耕用機械が遠隔操作され自動運転に切り替わります。農薬の防除もドローンを飛ばし、遠隔地から操作できます。つまり、農家は家の中で、しかもベットの中でタブレットを操作することで農作業ができます。

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もっと言うと、タブレットでなく、コンタクトレンズにチップを埋め込んだり、角膜にチップを移植し、手ぶらで、しかも脳の刺激によって全てを操ることが可能になります。ここまで行くと、農家でなくても農産物生産ができるようになります。各個人個人の消費者が大型植物工場のデータにアクセスして自分が食べたい野菜を収穫し、小型ドローンで家の前に運ばれます。もしかすると調理した状態で家の前に届く日が来ます。

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いつも脳裏にある自分への問い

夢物語は夢ではなく現実になります。

「そうなったとき農家の存在意義は何だろう?」

「植物工場」と「農家」の違いとは何だろう?

スーパーに行けば、低価格の野菜が無造作に並べられ、加工品も大量生産され並べられています。例えば、いちごジャムなんて113円/135gで売られています。しかも普通に美味しいですよね。

おそらく、有機野菜、無農薬野菜は植物工場内で栽培された方が安心安全です。虫食い一つありません。技術の進歩で植物工場の野菜も露地栽培された野菜と同等の美味しになります。

「そうなったとき農家の存在意義は何だろう?」

「植物工場」と「農家」の違いとは何だろう?

農家の私は、この問いを考えなければなりません。

 

近い将来、道の駅、直売所で販売されている低価格帯の野菜はそのうち植物工場の野菜に全て切り替わります。

 

その中で農家が栽培した農産物はどう扱われるか?

言葉を返せば農家はこの現実にどう対応するか?

、が問われます。

電子書籍が今以上に普及したら、木を原材料にした新聞紙、雑誌類は贅沢品になります。

おそらく農家が栽培した農産物も贅沢品になります。だからといって今後何もせず自然と高価格で売れるかというとそれは違います。

「心(こころ)」を売れるかどうか。

今のうちから練習しておきたいと思います。